春の公開実力診断テスト 2024
年に一度の一大イベント「Hello! Project 研修生発表会 2024 ~春の公開実力診断テスト~」に行ってきました。
今年の注目はなんといっても36期9人のパフォーマンス。36期はまだ加入して3ヶ月ほどなので、実力はほぼ未知数。3月の研修生発表会で『ピョコピョコ ウルトラ』を1曲披露しただけなので、まだ名前と顔が一致していないファンも多かったかもしれません。
会場は立川ステージガーデン。3階席は傾斜があったので意外と見やすかったです。
グッズ列が空いてきたころ、密かに注目していた浅野優莉花ちゃんのお写真を購入。牧野永愛ちゃんは売り切れでした😭
36期の浅野優莉花ちゃんは神奈川県出身の中学3年生。
歌うことが大好きで、憧れの先輩はJuice=Juiceの段原瑠々さん(お誕生日おめでとうございます!)。好きな色はオレンジ。
今までテニス、チアダンス、水泳、フィギュアスケート、英語など数多くの習い事をしていたそうです。ローカルアイドルとしての活動歴はありません。
そして座右の銘は「不撓不屈(ふとうふくつ)」。どんな困難があっても決して諦めない強い精神をもっているのでしょう。
『ブギウギLOVE』
浅野優莉花ちゃんが選んだ課題曲はカントリー・ガールズの『ブギウギLOVE』。島川波菜ちゃんと杉原明紗ちゃんもこの曲を選んでいました。課題曲は選択肢が多すぎて、ほぼ自由曲のような感じですが、『ブギウギLOVE』は3人それぞれの個性が見れて評価しやすかったです。
優莉花ちゃんのパフォーマンスは、ずっと固定して見ていた双眼鏡を左右に動かしたほど、他のメンバーよりもステージを大きく使っていました。歌っているときの表情は可愛らしさもあり、色っぽさもあり、上野先生が言っていた「魔性感」はまさにその通り。声質がめちゃめちゃ良いのでマイク乗りを覚えたらさらにレベルアップしそうです。北原ももちゃんっぽい声の出し方も個人的に好き。
実力診断テストのために「部活のときにちっちゃい声で歌いながら走りました」と言っていた優莉花ちゃん。ちなみに部活は卓球部だそうです。
『愛して 愛して 後一分』
自由曲はモーニング娘。の『愛して 愛して 後一分』。頭に赤いバラの花をつけて、えんじ色の魔女感のある衣装で登場しました。歌詞に合わせた切ない表情が印象的で、裏声もちゃんと出ていて歌唱レベルは高かったです。真剣な表情と、曲が終わった瞬間に見せた笑顔とのギャップにドキッとしました。大人っぽく見えますが優莉花ちゃんはまだ中学3年生というのも驚き。今いるハロメンの誰よりも若い(つばきの新メンバー村田結生ちゃん、土居楓奏ちゃんと同い年です)。
審査結果発表
『天まで登れ!』のパフォーマンスを終えた研修生たちが一列に並びました。まだみんな息が上がっています。牧野永愛ちゃんの前髪も汗で少しペタッとしていました。かわいい。
優莉花ちゃんは、両手でマイクを持ちながらニコニコしています。緊張感はまだありません。
最初に名前を呼ばれたのは『恋愛奉行』と『妄想だけならフリーダム』を披露した相馬優芽ちゃん。
激しいダンスをしながら常に笑顔で、見ているだけで元気をもらえるパフォーマンスでした。自由曲も課題曲も1人でパフォーマンスしているはずなのに、ステージに2人以上いるように見えました。どちらも明るくテンポの速い曲でしたが、違った雰囲気の曲も見てみたかったです。
自分は相馬優芽ちゃんと杉原明紗ちゃんの2人で迷いましたが、最終的に彼女に投票しました。
そのとき優莉花ちゃんは隣の島川波菜ちゃんと一瞬目を見合わせたあと、笑顔で拍手をしていました。拍手といっても肘を叩くこのスタイルの拍手です。
次に名前を呼ばれたのは、『ブギウギLOVE』と『RED LINE』を披露した杉原明紗ちゃん。
ダンス賞を受賞したのですが、驚くほどダンスが上手い。曲に踊らされているのではなく、曲をリードしながら踊っているように見えました。ひとつひとつの動きがしなやかで柔軟。課題曲はダンス、自由曲は歌が良かった印象でした。特に「目立ち過ぎているポニーテール♪」のときのポーズがかわいかったです。
そのとき優莉花ちゃんはほっぺをぷくっと膨らませたあと、小さく深呼吸していました。ニコニコしながらもどこか落ち着かない様子でした。
次は『念には念』と『Wake-up Call~目覚めるとき~』を披露した吉田光里ちゃんの名前が呼ばれました。
『念には念』のサビ「準備体制ヴァンタン!」のがなり声にはビックリ。現場で聴くと胸にズシンと響くくらいの重量感がありました。衣装も個性的でかわいい。またステージから退場するとき、2回とも客席に向けてしっかりハケレスしていたのは、吉田光里ちゃんだけだったと思います。「ステージからはけるまでが実力診断テスト」と言わんばかりの、アイドル性の高さに脱帽しました。
そのとき優莉花ちゃんはマイクを握っていた手が汗ばんできたのか、スカートで手を軽く拭っていました。一瞬真顔になり、またニコニコした笑顔に戻ります。受賞したメンバーが話しているときも、優莉花ちゃんだけはずっと客席に視線を向けていたのも印象的でした。
次に名前が呼ばれたのは、『ゴールデン チャイナタウン』と『愛され過ぎることはないのよ』を披露した西村乙輝ちゃん。
歌声がとても綺麗で、高音もキンキンとせずにすっと耳に入ってきました。課題曲はトップバッター、自由曲はラストという極端な順番でしたが、『愛され過ぎることはないのよ』を歌い終えたあとの拍手はこの日一番大きかった気がします。長い髪の毛と笑ったときの八重歯がめちゃめちゃかわいかったです。
そのとき優莉花ちゃんは肘拍手をやめて、なぜかお腹をポンポンと叩いていました。かなり緊張していたのかもしれません。そして目にはうっすらと光るものが見えました。この瞬間を見逃すまいと、自分は双眼鏡を握る手に力を入れました。
たぶん二度と見られないと思いますが、お腹をポンポンと叩く優莉花ちゃんがかわいすぎたのは言うまでもありません。
最後はベストパフォーマンス賞。林仁愛ちゃんの名前が呼ばれました。
林仁愛ちゃんがステージ中央に移動した、そのとき…
優莉花ちゃんは目から出た汗を指先で素早く拭き取ったのです。
「別に泣いてなんかいませんよ」というような表情をしていて笑顔はありません。賞の可能性がゼロになったときから悔しさをにじませているように見えました。
仁愛ちゃんがステージ中央に立ったので、島川波菜ちゃんが「優莉花ちゃんもう少しこっちに寄って」とスペースを空けるようにジェスチャーしていました。優莉花ちゃんは1メートルほど下手側に移動し、少し寄りすぎたと思ったのか、また半歩ステージ中央に戻っていきます。
自分にはそれが「私はセンターに立ちたい」というように見えて仕方ありませんでした。
今回審査員を努めた小片リサさんと稲場愛香さんは、OGのなかでも屈指の強メンタルを持っているので、優莉花ちゃんもアイドルに必要なそういう負けん気の強さをぜひ参考にしてほしいです。
そして林仁愛ちゃんが最後の挨拶をしたあと、優莉花ちゃんは歌詞を口ずさみながら「彼女になりたいっ!!!」を全力の笑顔で踊っていました。その姿がずっと目に焼き付いています。
来年に期待
今回の実力診断テストは半分以上が新人ということもあり、初出場初受賞したメンバーが複数いましたが、通常は初出場で賞を取るメンバーは多くありません。
優莉花ちゃんが憧れる段原瑠々さんも、2014年にBP賞を受賞したあと、2年間は未受賞でした。受賞できなかった年には、まき先生から公開ダメ出しをされ、ステージで浮かない顔をしていたのを思い出します。そしてその後、2017年に圧巻のパフォーマンスで2度目のBP賞を獲りJuice=Juiceに加入したことは誰もが知るところです。
また今回36期は自分のヲタがついていない状態でしたが、これから浅野ヲタ及び36期ヲタが増殖していくのは間違いないでしょう。
受賞できなかったのは残念ですが、悔し涙のあとの嬉し涙のほうがファンとしては倍嬉しいので来年の実力診断テストに期待したいと思います。
そして本日、6月の研修生発表会の日程が発表されました。これからは研修生発表会の選抜曲36期が参加していきますので楽しみです。東京は現場がかぶって行けないので大阪はなんとかチケットを取って見に行きたいと思います。
P.S.
優莉花ちゃんが涙を拭う2回目のシーンは、奇跡的に配信に収録されていました。
3:33:20~あたりです。
貴重な映像をありがとうございました。